見よ、
諸国民は手桶の滴のように、
天秤のほこりのように見なされる。ｲｻﾞﾔ書40：15

神が人と共に住み、
人は神の民となる。
神は自ら人と共にいて、
その神となる。黙示録21：3

　ﾌｨﾘﾋﾟ書2：1～5
　使徒15：13～35（通読箇所）
　　　（ローズンゲン『日々の聖句』7/2；金）

　　　　――――　☆ ――—―

　神の存在に比べると、
人間のすべてを集めても手桶ておけについている一滴の水のよう。
天秤てんびんの上の吹けば飛ぶ埃ほこりのようなものなのですね。

　その、私たち人間を、ご自身と共に住むもの、
ご自身の家族にと望んでくださって。

そのためには、
【御子である神】のいのちさえかけていてくださって。

　また、ねたむほどに愛しておられる、
大切に思っておられる方、
【聖である霊】と呼ばれる方を
私たちにまでお遣わしくださって。（ﾔｺﾌﾞ4：5）

　【父である神】は、ご自身のうちにある愛の心、
思いを一つにする心を、
【聖である霊】と呼ばれる方によって
私たちの心に置き、書き記して、
私たちのうちに、励ましと愛の慰め、御霊の交わり、
愛情とあわれみがあるようにしてくださり、
喜びに満たそうと思っていてくださるのですから。

何事も利己的な思いや虚栄からするのではなく、
へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思い、
それぞれ、自分の事だけでなく、
ほかの人のことも顧みる思いを
私たちの心にも置いてくださって。（ﾋﾟﾘﾋﾟ2：1～5）

　神は、ユダヤ人が、
神の民、ユダヤ人でないと救われない、
割礼を受けていない者は救われないと思っている
固定観念、聖書理解を破るため、
弟子たちの中心人物であったペテロを選び、
「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない」
と言われ、
ローマ人であるコルネリウスの家に遣わし、
ペテロの話しを聞くために彼の家に集まっていた人々に
【聖である霊】と呼ばれる方を派遣されて、
彼らが新しい契約の中に入れられたことを見せ、
神はユダヤ人と異邦人の間に何の差別もつけず、
主イエスの恵みによってきよめ、救わることを証明されました。

　そして、エルサレム会議において、
イエスの弟のヤコブを通して、
この異邦人が救われることは、
「その後、わたしは、
倒れているダビデの仮庵を再び建て直す。
その廃墟を建て直し、
それを堅く立てる。
それは、人々のうちの残りの者と
わたしの名で呼ばれるすべての異邦人が、
主を求めるようになるためだ。
——昔から知らされていたこと、
それを行う主のことば」
との神の預言が実現していることだと明らかにし、

異邦人の間で神に立ち返る者たちに
モーセの律法の重荷を負わせることなしないようにと
導かれました。（使徒15：13～35）

　私たちも、客観的に見ればコップに残った一ひと滴しずくの水、
秤はかりの上の埃ほこりのような存在ですけれど、
そのような私を、神はこよなく愛し、
大切に思ってくださっていて、
家族に迎え、一緒にいようと言っていてくださるのですね。

今は、【聖である霊】と呼ばれる神が来てくださって。
地上を去れば、天のパラダイスにおいてイエスとともにいて。
やがては、実現する新しい天、新しい地での御国においては
【父である神】の御前で。

神と思いを一つにし、神とともに歩む一日を。
今日も。

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